冬至や夏至、春分といった日本の四季の節々で聞かれる言葉には 馴染みがあるはずだと思います。

この冬至や夏至といった呼び方は『二十四節気』と言い 太陽の動きから1年を24の区分けにした四季の様々な呼び方なのですが ちょうど今頃は「大寒」と呼ばれる時期にあたります。

石巻の466メートルの上品山にある白馬々滝では この大寒の時期の寒さによって滝が凍りついているそうです。 この石巻にある白馬々滝は、修験の滝として石巻の中で信仰を集めています。

滝の中には不動明王が鎮座しており 普段であれば滝に打たれているそうですが この寒さで打ち付ける滝を見る事は現在出来ないようですね。

滝に打たれる不動明王像というものは 例え修験者としてでなくとも、見る者に修行の厳しさや 更にもっと深い意味などを伝えているのではないでしょうか？

大寒というのは、その言葉からも分かるように 1年の中でも最も寒い頃とされるそうで 石巻では最低気温は氷点下0.9度を記録しているそうです。

これほどの厳しい寒さであれば 滝が凍りつくのもおかしい事ではないと思います。

ただでさえ荘厳な滝に打たれる不動明王像が 滝と一緒に凍りついている様は言葉では表しにくい厳粛な印象を 受けるのではないかと思います。

さらに、この不動明王像は震災の際にも耐えたそうで なにか見えない力があるかのような力強さがあるのではないでしょうか？

できることならば、大寒の時期を見計らって この石巻にある凍りつく滝を見にいってみたいものですね。


 執筆：街コミNAVI編集部