宮城県石巻市で現在開催されている新しいお祭りに関するニュースです。

2011年に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県。その中にある石巻市内中心部・牡鹿半島・松島湾を中心に、7月22日から9月10日までの51日間、「Reborn-Art-Festival」というイベントが開催されています。 このイベントは「人が生きる術」を見つけるための様々な試みを展開するというフェスで、地域復興や振興につながる様々な循環を産み出すたくさんの「出会い」を生み出すため、期間中は数多くの催しが行われます。

会場では、石巻市の牡鹿半島やまちなかを中心に、現代アート作家約40組が手がけた作品の展示やミュージシャンによる音楽ステージが繰り広げられるほか、石巻市内外の有名シェフや地元の婦人会などによる地元食材を使った料理が提供されます。

石巻の中心市街地の展示会場から牡鹿半島の展示会場までは、路線バスまたは車で移動し、エリア内は駐車場や各展示会場を、リボーンアート・バスで移動。バスは、フェスのアート作品の鑑賞券となる「リボーンアート・パスポート」を購入、提示することで無料で乗車できます。

会期中、開催エリア内でフェスを一緒に盛り上げようと、約250店舗が「パートナーシップ」として登録、様々なサービスを受けることができるほか、スタンプラリーも実施されます。

宮城県石巻市といえば、漫画家の石ノ森章太郎さん。イベントに合わせ「仮面ライダー」や「サイボーグ009」などのコラボグッズも販売されているそうですよ。

またフェス終盤の8月29日、30日には舞台作品「四次元の賢治」が開催されます。宮沢賢治の作品をモチーフに、人類学者の中沢新一さんが脚本、小林武史さんが歌劇に仕上げているそうです。

この舞台をはじめ、「51日間、毎日どこかで音楽がなっているプログラム」がほぼ毎日行われる予定。アートファンのみならず音楽ファンも楽しめる「Reborn-Art-Festival」。この機会に是非、石巻にお出かけになってみてはいかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部