近年、様々な障害を持つ人についての話題がよくニュースになりますよね。

バリアフリーなどが日本でも浸透しはじめ、障がい者就労支援の活動を行う団体や企業も増えてきていますが、それでもまだまだ社会としてすべきことは多くある現状です。どうしても障害があるとできなくなってしまうこともあるものですし、かわいそうと感じる人もいるかもしれませんが、パラリンピックなどを見ればわかるように、障がい者の人のほうが健常者よりもよっぽどイキイキと生きていたり、可能性を感じさせるということは多くあります。

そんな中、神奈川県厚木市では、障がい者の人たちが参加するロックバンドが新しいミュージックビデオを公開し大きな反響を呼んでいます。 そのバンドとは「サルサガムテープ」。歌手のかしわ哲さんが福祉施設を訪れたことがきっかけに1994年結成されたバンドで、健常者と障がい者の総勢20名で活動しています。

テレビ番組や夏フェス、海外の音楽イベントにも出演した経歴を持つ本格的なバンドで、その活躍は多くの人たちに感動を与えてきたので、見たことがあるという人もいるのでは？

今回のミュージックビデオは昨年厚木市のすぐ隣にある相模原市の障がい者施設で起こった事件から1年経つ事もあり作られたもので、強い意志と生きる喜びを歌っています。

ミュージックビデオには400人近い人たちの笑顔がおさめられていますが、これは今年4月に開催されたダンスや音楽のイベントで協力を呼びかけて撮影したものだそう。地元・厚木の人はもちろん、皆さんも是非、YouTubeで動画を見てみてくださいね。その姿に胸が熱くなること間違いなしです。


 執筆：街コミNAVI編集部