現在は全国各地で特産農産物の6次産業化が進んでいますね。

多くの自治体が6次産業化を進める中で、個性的な商品なども多くなってきていますし、どのようにして消費者に強いインパクトを与えるのか、各自治体は知恵を絞っています。

そうした中、秋田県秋田市では、市の伝統野菜である秋田フキの入ったお茶が開発され話題となっています。 秋田フキは主に食用として栽培される、秋田の伝統野菜。

非常に大きなフキで、その大きさは傘代わりにも使えるほどなのだとか。かつて秋田藩主がこの傘代わりにもなるフキを江戸で自慢したことから全国的に知名度が上がったという言い伝えもありますし、秋田県の伝統的な民謡である秋田音頭では秋田フキを傘代わりに使う描写などもあるほどなのだそうです。

そんな秋田フキの葉を乾燥させ粉末にしたものを使った緑茶が「んだっ茶」。「そうだ」という意味の秋田の方言「んだ」をもとにしたネーミングで、秋田フキそのもののインパクトと名前のインパクトで、更なる秋田フキの知名度アップを狙います。

500ミリリットルのペットボトル飲料で、ラベルには秋田県のキャラクター「んだッチ」と秋田犬がデザインされています。

んだッチはなまはげ型ロボットということで、こちらもかなりインパクトがありますよね。秋田の町なか施設・エリアなかいちにある「秋田畑」やJR秋田駅トピコ2階「金萬セレクト」など秋田市内で販売しているということなので、皆さんも是非、秋田を訪れた際には飲んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部