現在は国際化が進んでいる世の中というのは、皆さんも感じているところだと思います。特に日本は外国人観光客がたくさんやってきていて、世界中の食や文化が集まってくる世界有数の国ですよね。

世界で活躍する日本企業や日本の製品も多くありますが、最近ではこれまであまり海外に進出していなかった企業や製品が海外に進出したり、これまではターゲットとしてあまり見られていなかった国や地域へと進出していく例が増えています。

そんな中、ベトナムのホーチミンでは先日、茨城県産の梨が初めて販売され注目を集めました。 ベトナムはこれまで植物に関する検疫法が厳しく、日本の梨を含む生果実をベトナムに輸出するのは事実上の禁止となっていたのですが、両国の検疫関係局が数年にわたって協議を重ねた結果、一昨年にはリンゴの輸出が解禁されるなど徐々に輸出が解禁されることに。

そしてこの度、梨も輸出することが可能になりホーチミン高島屋で梨解禁イベントが開催され、ベトナムの人たちに日本の梨をPRするイベントが8月23日に開催されました。

茨城県は日本最古の梨の産地の一つであり、全国2位の出荷量を誇る県ということもあって茨城県に白羽の矢が立ち、茨城県産の「幸水」という品種の梨がイベントで提供されました。

これからは茨城県産のものに限らず、日本産の梨を広くベトナムに輸出していく予定ということです。東南アジアは現在注目を集める成長地域ですし、茨城を含む梨産地の皆さんの今後の活躍に期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部