世の中には様々な「～周年記念」といった記念とそれに合わせたイベントがありますが、来年2018年が日本にとって重要なイベントの周年になることに皆さん気づいていますか？

それが「明治維新150周年」です。

日本が近代化に向けて一歩を踏み出し、立憲国家へ歩み始めてから150年が経つということで、全国各地、そして国が様々な関連するイベントを企画しています。

改めて偉人たちの功績に光を当て、後世にその活躍を伝えていこうという動きも活発となっていますが、神奈川県では、かつて多くの政界の重要人物が住み「政界の奥座敷」とも呼ばれた神奈川県大磯町一帯を整備する計画が進められているそうです。 大磯町は明治のころから避暑地・避寒地として知られ、伊藤博文、山県有朋、大隈重信、西園寺公望、寺内正毅、原敬、加藤高明、吉田茂といった8人の首相が邸宅や別荘を構えた地域。ちなみに、旧吉田茂邸は今年4月から一般公開を始めたところ、想定外の数の観光客が訪れるスポットになっているのだとか。

そんな元首相邸など、重要な邸宅を「明治記念大磯邸園」（仮称）として整備しようという動きが進められていることが8月29日に発表されました。

この事業は神奈川県と大磯町、そして国が連携して進める事業で、国土交通省は来年度予算案に関連経費も盛り込んだといいます。

実現すれば神奈川県としても多くの人に来てもらうことが可能になりますし、私たちとしても、歴史的に重要なそうした施設に訪れやすくなっていいですよね。今後の事業の進展に注目していきたいところです。


 執筆：街コミNAVI編集部