日本の歴史を勉強する上で 誰もが日本の成り立ちを知る初めの文献は「古事記」や「日本書紀」等の 「記紀」と呼ばれるものなのではないでしょうか？

そんな中、鹿児島では建国記念日を迎え 日本の成り立ちにちなんだ催しを行ったそうです。 その催しとは、日本会議鹿児島と鹿児島県神社庁との共催で行なった 「建国記念の日をお祝いする鹿児島県民の集い」で 鹿児島の県歴史資料センター黎明館にて開催されたようです。

この記念式典の後には、作家の吉木誉絵氏による 「日本人のルーツ古事記」をテーマにした講演も開かれたとの事です。

建国記念の日は外国とは違い「古事記」「日本書紀」の中で 語られている神武天皇が即位した日に 日本は建国されたとして記念した祝日だとういうことはご存知でしょうか？

しかし、この建国記念の日は正確な歴史学の中では 実在の史実とは考えられてはいないそうです。

それでもこの神武天皇が即位した日を建国記念の日としたのには 史実かどうかの重要性ではなく、いかに「古事記」や「日本書紀」が日本人の物の考え方に合っていて そういった側面を大事にしたかったのかが理由にあるのではないかと思います。

今回の鹿児島で行われた式典の講演では 「古事記には、日本人が当たり前に持っている美意識や美徳が書いてある」 といった内容も話されており、この建国記念の日に際して 「古事記」などの日本のルーツを考え直してみる事も大事な事ではないかと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部