皆さんの住んでいる地域には、地方新聞など、地域に密着したニュースメディアはありますか？

最近ではネットラジオなど、インターネットを使って活動する地域メディアも出てきていますが、紙媒体離れが進む現在、新聞業界などでは廃刊する地方紙なども増えてきています。

そんな中、茨城県つくば市では休刊となった地域誌の元記者たちが独自のニュースサイトを新しく立ち上げたことが話題となっています。 そのウェブサイトの名は「NEWSつくば」

今年の3月末をもって休刊となった茨城県南部の地域日刊紙「常陽新聞」の元記者らが集まって立ち上げたサイトです。常陽新聞は1948年に創刊し、つくばを含む県南を中心としたローカルニュースを発信していた老舗新聞ですが、2013年に廃刊。

一度は復活したものの、やはり経営は厳しく休刊となっていました。

しかし、全国紙などでは取り上げられない地域ニュースを発信していきたいという強い思いから元記者たちがNPO法人「NEWSつくば」を設立。筑波大学の協力を得て、新たなニュースサイトを立ち上げたということです。

現在はつくば大学のキャンパス内の1室を借り受けて事務所としていて、7名の記者で毎日新しいニュースをサイトにアップしています。

もちろん現状は収入と呼べるほどの入りもなく、寄付を募っている状況ですが、逆に市民の寄付で成り立つメディアとなれば、しがらみのない純粋なメディアとして地域を引っ張っていける存在にもなるのではないかと期待してしまいますね。

つくば市に住んでいる人は是非チェックして、寄付なども検討してみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部