近年人々の働き方が変わり、インターネットが発達する中で、起業を目指す人が増えてきていますよね。

企業が増えれば地域の経済や活性化にもプラスになるということで、こうした企業を目指す人を支援する制度を設けている自治体も多くありますが、平成27年度からITを始めとしたテクノロジーを活用したスタートアップの集積・育成を支援する取り組みをはじめた兵庫県神戸市では、スタートアップ企業と協力して地域課題を解決していこうというプロジェクトが始まり話題を集めています。 その神戸で始まったプロジェクトの名は「Urban Innovation KOBE」といい「スタートアップと行政職員が協働する、新たな地域課題解決プロジェクト」として始まったものです。

第1期のテーマは「本当に必要な救急要請に応えられる仕組みづくり（救急搬送を補う民間サービスマッチングなど）」「意識せずに健康行動が習慣化される仕掛けづくり」、またはフリーテーマで、9～10月に参加企業を募集し、選考期間を経て昨年末から実際にスタートアップと市の担当職員の共同開発がスタートしています。

3月下旬からは実際に神戸市を舞台に、共同開発の試行導入、実証実験を行い、上手くいきそうなものはその後に本格活用していくことを考えているということで、活動の成果に注目が集まります。

スタートアップを育成するばかりでなく、それらの企業と地域をどのように活性化させていけるのか、神戸市のみならず、全国でこうした活動が進んでいきそうですし、注目していきたいところですね。


 執筆：街コミNAVI編集部