近年、保育所不足などの問題が注目されたこともあって、現在子育てに関する社会的な意識が高まりつつありますよね。

子育てに大事なものは色々とありますが、地域コミュニティの大事さを再認識し、お父さんお母さんの交流の場などを設ける自治体や市民団体も増えてきています。そうした中、兵庫県明石市では、ある子育て世代のお父さんお母さん向けの取り組みが話題になっているといいます。

それが「あかし子育て応援MAP」という地図を作る取り組み。 これは明石駅前の複合施設「パピオスあかし」の「あかし子育て支援センター」に明石市の地図が設置されていて、訪れた人たちがその地図に自分の知っている子育てに役立つ情報やスポットを付箋でどんどん張り付けていくというもの。

地元民、そして実際に子育てをしている人たちしか知らないお役立ち情報を知ることができるといいます。

デジタル全盛のこの時代に、あえて手書きメモをどんどん付け足していくことで、地域の縁や人とのつながりを感じられるということで好評を博していて、もはや地図が見えないほどの紙がびっしりと張り付けられています。

同じように子育てに悩む人からベテランパパ・ママまで、たくさんの人が取り組みに参加しているようです。子育ては相談できる相手が必要で、孤独感との闘いともいいますし、こうした取り組みを自治体が進めてくれるというのはいいことですよね。

明石に住んでいる人は是非一度利用してみてほしいですし、これからの明石市の取り組みにも注目していきたいところですね。


 執筆：街コミNAVI編集部