



2018.02.08.
複雑な下北沢の電車事情
2018年は小田急沿線の増便など、利用客には嬉しい話題が事欠かないようですが、都心寄りの重要駅のひとつである「下北沢」がピンチに立っているようです。
下北沢は、小田急小田原線と京王井の頭線が交わるターミナルで、周辺や小劇場やら古着屋がひしめく独特なムードを持つ繁華街。新宿・渋谷・吉祥寺のいずれからも15分程で到着できるという利便性もなかなかの魅力だったはずなのですが近年、下北沢の利用者は減少傾向にあるそうです。
情報元ソース:文春オンライン
下北沢工事中 なぜあんなに駅が複雑になったのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180122-00005895-bunshun-soci
さらに下北沢の住民からも「昔は乗り換えも簡単だったのに、今の下北沢、歩きにくい」という声も上がっているようです。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180122-00005895-bunshun-soci
実際に下北沢駅周辺を歩いてみると、かつて目をつぶっても歩けた井の頭線から小田急線の乗り換えも今や迷路のような工事囲いの間を歩き、効果駅の井の頭線ホームから地下3階の小田急線ホームまで深く潜って行かねばならなくなっています。
下北沢住民の悩みの種だった小田急専開かずの踏切は、下北沢駅の地下化によって姿を消したものの、工事のおかげで動線が限られてしまい、街の南北の往来が実に不便になっています。
…そもそもなぜこんな複雑な工事をする羽目になったか。それは下北沢駅という「一つの駅」を「二つの駅」に分けるためだそう。
今の下北沢駅には小田急線と井の頭線を隔てる改札口が存在しないため、ひとつの駅舎を2社が共有してきていました。これは元々この2線が同じ会社の路線だったという歴史的経緯があるのですが、現在は異なる事業者に分かれてしまったため、必然的に2つの駅に分ける工事をしなくなっているようです。
そもそも1948年に事業者が分かれた時点でその工事をしていればよかったのですが、時代も時代だけにそうもいかず現在に至る。当時のしわ寄せが現在の下北沢の利用者減少という事態を招いているようです。
すべての工事が終わっても新駅舎が下北沢のムードに合うのか気になるところですが、90年の歳月を経て生まれ変わる下北沢の駅がどんな姿になるのか、少し楽しみでもあります。
執筆:街コミNAVI編集部