全国各地に、その土地の郷土料理や伝統料理がありますよね。

全国的に有名な伝統料理もあれば、地元の人しかほとんど食べないようなものもあったり様々ですが、伝統芸能や伝統工芸といった文化と同じように、そうした伝統料理もしっかり継承していくことが大事になってきます。

ちなみに沖縄では、沖縄の伝統料理を継承していくための人材「琉球料理伝承人」という制度が誕生し、注目を集めています。 東アジアの様々な国と交流した歴史を持ち、地理的にも孤立した場所にあった沖縄は、皆さんもご存知の通り個性的な文化の宝庫。料理に関しても独特の伝統料理が多くあります。

そんな中、沖縄県では平成28年度に「沖縄の伝統的な食文化普及推進計画」を策定。

今年度から沖縄の伝統的な食文化の保存・普及・継承に取り組み始めていて、その中で始まったのがこの「琉球伝承料理人」で、実務経験10年以上の調理師及び栄養士を対象に、担い手育成講座を開催して、沖縄の伝統的な食文化の普及啓発活動を行う人材育成を行っています。

講座は1月末に6日間かけて初めて実施され22人が講座を修了。2月2日に修了式が開催されました。

講座に参加したのはみなさん経験豊富な人たちでしたが、それでも沖縄料理に関する新しい発見なども多くあったということで、有意義な講座となったようです。

この琉球伝承料理人は来年以降も続いていく予定とのことですし、関連したグルメイベントや講座などもこれから開催されていくことになるでしょうから、沖縄の人は是非注目していてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部