近年、過去に地元で栽培されていた野菜や、これまでずっと栽培されてきた野菜を改めて評価、PRしたり、復活させようという動きが全国的に進められていますよね。

そうした動きは都市部でも進んでいて、大阪や東京といった大都市でも地域の伝統野菜を復活させようという機運が高まってきていますが、東京都小平市では2月24日に伝統野菜である「東京うど」の即売会が開催されたということで注目を集めました。 東京では現在JAなどが中心となり、伝統的に東京で栽培されてきた野菜を「江戸野菜」「東京伝統野菜」として復活させPRしていこうという動きが進められてきていて、「東京うど」もそんな伝統野菜の1つ。

江戸時代後期に東京で栽培されるようになり、高度経済成長期には高級野菜として取引されましたが、近代化の中で産地も減少傾向に。

規模は減ったものの現在では多摩地域を中心に栽培が続けられていますが近年、東京伝統野菜の動きが強まる中で小平市のように、うどを使った町おこしを計画する自治体も出てくるなど、勢いを盛り返しつつあります。

うどは春の野菜で、今年も収穫期がやってきたということで、今回JA東京むさしが、都内西部の3地域で即売会を実施。その会場の1つとして小平市にあるJA直売所「ファーマーズ・マーケット」も選ばれたということです。

東京うどに限らず、江戸東京野菜を食べたことがないという人もいると思いますが、是非一度食べてみてほしいですし、小平の人は地元のファーマーズマーケットに足を運んでみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部