愛知県、覚王山日泰寺の北側に立っている東山給水塔で 3月21日に約3年ぶりの一般公開イベントが行われました。

1930年に完成した、愛知最古の配水塔であり 覚王山エリアでは、古くから地域住民からも親しまれているそうです。 この愛知に建つ給水塔は、赤いとんがり屋根やグレーがかった白い外壁に絡んでいる蔦が メルヘンチックで「ムーミン谷に建っていそう」という声も聴かれているそうです。

確かに、日本でよく見かけられるような建物という印象ではなく どこか北欧を感じさせるような、可愛らしく温かみのある雰囲気があります。

北欧といえばムーミンだけでなく、家具や洋服、食器など 多くの日本人女性に好まれています。

だからこそ、「ムーミン谷」を連想させる給水塔は 県内だけでなく、県外にも多くのファンを持っているのです。 ※現在は、配水塔としての役割を終えて、非常用応急給水施設となっています。

この人気から、配水塔としての役割を終えても、この愛知の配水塔が 壊されることはありませんでした。

町のシンボルとして、住民にも広く愛されており 壊さずに残してほしいという要望が多かったようですね。

そこで協議を重ねた結果 震災対策用の給水塔に役割を変更して残すことになったのです。

下水道局広報サービス課の方によると 塔の給水タンクには、常に約約300立方メートルの新しい水を備えていて いざという時には、1人1日3リットルとして 約10万人分の飲料水として活用する事が出来るそうです。


 執筆：街コミNAVI編集部