みなさんの住んでいる地域や、地域のイベントにはご当地ソングのような歌はありますか？

市の歌など、自治体が作った歌もあれば、いつの間にか歌い継がれるようになった歌などもありますし、最近では健康体操ソングなども作られ、踊りやビデオなども一緒に作成されることが増えています。

子供から大人まで口ずさんだり歌ったりできるこうした歌や踊りは、地元愛の醸成などにも大切な役割を果たしますが、鹿児島県では、2020年に開催される「かごしま国体」に向けた「ゆめ～KIBAIYANSE～」という歌とそのダンスが制作され、普及に向けた取り組みが進められています。 かごしま国体は「燃ゆる感動かごしま国体」をテーマに2020年10月に開催されます。

国体は毎年各県が持ち回りで開催するため、鹿児島にとっても数十年に一度の大会であり、さらに日本で最もスポーツが盛り上がっているであろう東京オリンピックの直後の開催ということもあって、鹿児島県としてもかなり気合が入っています。

「ゆめ～KIBAIYANSE～」は、鹿児島出身のシンガーソングライター・辛島美登里さんが作詞・作曲・歌唱を手掛けた国体のテーマソングで、昨年完成し、ダウンロード配信なども行われてきました。

歌詞には鹿児島弁も多く盛り込まれていて、タイトルの「きばいやんせ」は、鹿児島弁で「頑張れ」を意味しているのだとか。そして昨年、このテーマソングに合わせて踊るダンスも完成。

3パターンのダンスが作られ、プロモーションムービーやレッスン映像も公開されてきました。そんなダンスをさらに普及させ、機運醸成を目指して昨年12月からは「指導者等養成講習会」も実施。

ダンスを教えられる人を各地域で増やしていこうと実施されたこのイベントは、12月から2月にかけて県内7の地域で実施され、スポーツや学校の関係者や、市民が参加しました。国体に向けてはもちろん、それ以降も地元の歌として歌い継がれることになるかもしれませんし、鹿児島の人は是非、歌と踊りをチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部