（2018年3月29日に書かれたコラムです）

名古屋からのニュースです。

3月29日、名古屋城下に新たな商業施設「金シャチ横丁」がオープンし、早速大勢の人で賑わっているそうです。 名古屋の城下町をイメージした木造建築が建ち並ぶ「金シャチ横丁」。29日は名古屋市の河村たかし市長や名古屋市内の関係者らが新たな施設の誕生を祝ったそうです。

名古屋城の正門横と東門横の２つのゾーンに分かれた「金シャチ横丁」は、民間が運営する商業施設で、味噌カツやひつまぶしなど、名古屋名物の飲食店合わせて19店舗が軒を連ねています。

「きれいですよね。桜の季節なのでばっちりです」「名古屋城にいる時間も増える。いいこと考えましたね。」というのは訪れた人の声。

確かに観光施設としてのお城は、登って場内の展示物を見たら終わりというイメージがあり、滞在時間というのは基本的に短いように思います。その敷地内にこういった施設ができることで、滞在時間も増えますし、施設としても賑わいを見せるのではないでしょうか。

そして地元の名物料理も楽しむことができるなら、それは尚嬉しいのと。お堅いイメージのある城郭という観光スポットに様々な用途が増えるというのは画期的なことだと思います。

歴史や伝統を重んじる人たちからすると、こういう施設は、望まれるものではないかもしれませんが、入館料など観光客からの収入で維持や保存ができるとするならば、背に腹は変えられないもの。

より沢山の人に名古屋城に訪れてもらい、歴史や文化財に関心を持ってもらうきっかけになるのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部