（2018年3月31日に書かれたコラムです）

和歌山県といえば山間部というイメージがありますが、その山間部という地形ゆえに名刹やパワースポットなどが集中している印象もあります。

例えば世界遺産・高野山や熊野古道、那智の滝など。そんな世界から注目を集める和歌山県が和歌山県にまつわる神話の時代から近代までのストーリーを集めたプロジェクト「わかやま歴史物語」をスタート。 厳選された物語を紹介する冊子が配布され、全100ストーリーを巡る特設サイトが3月30日にオープンしました。

例えば日本最古の英雄譚として知られる「神武天皇の東征神話をたどる旅」や、「失われた列車に想いを寄せて、2つの廃線跡を巡る」など、歴史に基づいた和歌山の魅力が綴られたストーリーがもりだくさん。

サイト内ではそれぞれの物語に合わせた和歌山県内を巡るモデルコースが組まれ、歴史資産にとどまらず、歴史にまつわる秘話、インスタ映えスポット、人・文化・食・温泉・体験スポットなどが紹介されています。

和歌山県の観光課の関係者は「気になるストーリーを見つけて、歴史の舞台をたどる和歌山の旅を楽しんでください」とコメント。冊子は厳選された6つのストーリーが掲載されており、和歌山県内はもちろん、NEXCO西日本・中日本のサービスエリアや近畿地方の「道の駅」などに設置されています。

物語を通して土地を知る、というのは新しい目線ですね。その物語を知ることで、土地に関心を持ち、実際に訪れてみる、というのは素晴らしい導線だと思いましたし、純粋にこの冊子を読んでみたいと思いました。サイト内の文章などもとても興味深いです。


 執筆：街コミNAVI編集部