（2018年7月30日に書かれたコラムです）

和歌山県にある変わった「カフェ」に関するニュースです。和歌山・大新公園近くにあるカフェ「窓話（そうわ）」が夏限定で夜の営業を始めました。

今年3月にオープンしたこのお店は、元々は砂糖保管倉庫跡を店舗に改装しており、天井が高く、西側には大きな窓を設置。席と席の間隔を広くとり、広々とした空間に仕上げられています。 元々この近辺は和歌山市内でも静かな場所で、かつて倉庫の頃は静寂に包まれていたそうです。その空気感を大切に設計されていることもあり、来店される人々もその空気を楽しんだりしているそうです。

夏限定の夜営業ということではありますが、メニューも一新しており、和歌山の農家を回って仕入れる旬の野菜を中心とした創作料理や、冷菓、アルコールなどが提供されています。

店主の新田さんは「店や提供する食事、菓子を含めた物語が私の中に流れている。お客さんにはそれを外から少しのぞいてもらって共有していけたらという思いから窓話、という名前をつけた。地元和歌山の農家さんの協力で、美味しくて元気な和歌山の野菜を提供できている。身体に優しいものを食べながら、空間や時間を楽しんで欲しい」と来店を呼び掛けています。

和歌山の歴史を感じさせる古き良き建物の中で、和歌山の食材をいただくというのは何とも贅沢で優雅な時間ではないでしょうか。夏だけの期間限定の夜営業ということで、過ぎ行く夏を惜しみつつ、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部