（2019年6月27日に書かれたコラムです）

夏が近づくと日本では様々な夏の風物詩を見ることができるようになりますが、その中でも蚊取り線香を使用し始めると夏の到来を感じるという人は多いのではないでしょうか？

和歌山では夏の到来を前に蚊取り線香の生産がピークを迎えているということで話題となっているようです。 夏になればあちらこちらで見かける蚊取り線香ですが、実は和歌山には「金鳥」の商標でお馴染みの蚊取り線香の生産工場があるということをご存知という方はどれくらいいるでしょうか。

ちなみに蚊取り線香というのはどうやって作られているかご存知ででしょうか？この和歌山で作られている蚊取り線香は除虫菊成分を始めとした10週類ほどの原料を練りあわせ、みなさんのよく知っている渦巻き状に成形され作られているのだそうです。中でも「渦上げ」と呼ばれる工程では職人の方が徹底した品質管理をおこなっているおかげでクオリティの高い蚊取り線香が生産されているんです。

この手法は昔ながらの手法なんだそうですが、なぜ蚊取り線香はあのお馴染みの渦巻き状に作られるようになったのでしょうか？きっとなにか効率的に除虫するための秘訣の一つなのかもしれませんね。

とはいえ、この和歌山で作られた蚊取り線香がこのからの季節、全国で夏の風物詩として利用される光景があちらこちらで見ることできるようになるでしょう。

蚊取り線香の香りというのはなんだかノスタルジックな気持ちにさせるもの、そんな蚊取り線香を通して日本の夏を感じてみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部