（2019年10月28日に書かれたコラムです）

普段の生活の交通手段やサイクリングなどの楽しみの一つとして自転車はとてもポピュラーなものですが、年齢による体力の衰えによる影響で自転車を利用したりする機会が減少するという問題もあります。

そんな中、愛媛ではシニアの世代向けの自転車を利用した取り組みが行われているということで今、注目を集めているんだそうです。 愛媛では開催されたその取り組みの名前は「シニアスポーツサイクル体験会 e-BIKEライド」というもの。

こちらはe-BIKE、いわゆる電動アシスト付き自転車をシニアの方が自転車を楽しむためのツールとしてどのように楽しめばいいかを提示する取り組みなんだとか。

対象は60歳以上のシニア世代の方で、愛媛ではすでに何回か開催されてきた取り組みだそうですが、愛媛だけでなく全国的にもこうした自転車を楽しむシニア世代に焦点を当てた取り組みは珍しいんだそうですよ。

e-BIKEは電気の力を利用して自転車を漕ぐ労力を補助するものですが、こういったように視点を変えれば体力に自信のないシニアの方が純粋に自転車を楽しむことをサポートするという面においても最適な乗り物だということなのでしょう。

今回の取り組みでは最高齢の方は81歳なんだとか。こうした高齢の方でも気軽にサイクリングを楽しむことができるとういうことは素晴らしいですね。

とは言え、乗り物ですから取り扱いや安全面に注意しないと、危険はつきものです。今回の愛媛での取り組みでは、ヘルメットの被り方、ハンドサインの方法など、そういった安全面についても学びながらe-BIKEに触れることができるんだそうです。

e-BIKEは誰でも長い期間自転車を楽しむことができるツールとして今後また注目されていく可能性がありそうですね。


 執筆：街コミNAVI編集部