（2020年4月10日に書かれたコラムです）

ここで福井県から鉄道に関するニュースです。

2023年春の北陸新幹線、金沢-鶴賀間の開業に向け、福井県内で初となる新幹線のレール敷設工事が4月7日、福井高柳高架橋で始まりました。高架橋建設やトンネル掘削などの土木工事から、いよいよ設備工事の段階に入りました。

レール敷設を含む軌道工事の完了は2022年春を予定しています。 建設主体の鉄道建設・運輸施設設備支援機構によると、石川・福井両県の土木工事の進捗状況は3月1日時点で67％。コロナの感染拡大に伴う影響については、福井鉄道軌道建設所の関係者は、「資材の調達も含め、影響はない」と話しています。

福井新聞の報道によると、4月7日には高さ10メートルの高架橋の上り線で作業の様子が報道陣に公開されました。

「送り込み装置」と呼ばれる大型車両の先端から、長さ25メートルのレール8本を溶接してつないだ1本のレール（200メートル）を金沢方面に向けてゆっくりと送り出しました。初日は上り線の線路が400メートル延伸。今後は1日600メートルのペースで線路を延伸していく予定とのことです。

レールの敷設は2021年秋に館長予定。その後はスラブと呼ばれるコンクリート板を敷き、レールを溶接して、開業の1年前に軌道工事を終える見込みです。

昨今のコロナの感染拡大の事態は工事には影響はないとのことですが、作業をされている方々に感染が拡大しないかも気になるところです。安全に作業を続けていただきたいと思う反面、福井県内初の新幹線の敷設ということで、地元の方々にとっては工事が完了することは希望にもなると思います。無事に工事が進行することを願ってやみません。


 執筆：街コミNAVI編集部