茶道の世界のというのは奥深いものですが、そんなお茶の世界でも名茶人として島根でも古くから多くの人に知られている"松平不昧"にゆかりのあるものが今回、島根で一般公開されているということで多くの注目を集めているようです。

今回、島根で話題となっているのはそんな松平不昧ゆかりの茶室である「菅田庵」なんです。こちらは国の重要文化財として認定されている島根のみならず日本でも有数の貴重な茶室なんだとか。 島根を治めていた松平不昧の指示で建てられたとされているこちらの茶室ですが、貴重な建物なだけに一般に公開されることはほとんどなく、以前に一般公開されたのも10年以上も前のことになるそうです。

そんな歴史ある菅田庵も老朽化には逆らえず、約70年ぶりの改修工事が行われていたそうで、それが今回無事終了し、それを記念して一般公開が行われたということなのだとか。

茶室というのは日本独自の文化として知られていますが、実は島根ではそんな茶の湯文化が盛んだったということは意外に感じる人も多いのかもしれませんね。島根の意外な歴史を今回の一般公開で知ったなんて人もいるのではないでしょうか？

ですが、茶道の世界では有名である松平不昧が建てたとされたされる茶室ということですから普段は茶の湯文化に深くないという人でも実際に見てみると何か感じいるものがあるかもしれませんね。

島根に訪れることがあればせっかくですからこちらの菅田庵の一般公開を機会に茶の湯文化に触れてみてはいかがでしょうか？

（2020年11月3日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部