福島県郡山にある「Galleryコトノハノミチ」では、10月15日～11月20日の期間限定で、「熊野聡 オルゴール展」が開催されます。

「コトノハノミチ」は福島県郡山に拠点をかまえる工藝作品の展示・販売をするギャラリー。「言の葉」が古来より心情や趣を表現するものだったように、「コトノハノミチ」は作り手と利用者が作品を通して、その世界観や想いを共有できる場でありたいという願いが込められています。 熊野聡さんは、オルゴール職人として37年になる、木工作家・熊野洞代表・熊野聡さんは、オルゴール愛好家たちから“音の魔術師”と呼ばれているそうです。

熊野さんは家業である伝統家具「仙台箪笥」の職人さんです。

仕事で訪れたドイツにて、オルゴールと出会ったことがきっかけとなり、その美しい音色に衝撃を受けてから、独学で製作をスタートされました。

熊野さんは、「家具作りを応用しながら、そして新しい研究をそこに取り入れて、音のきれいなオルゴール、みなさんが癒される、楽しめるオルゴールを作りたいということで…。」と述べられています。

“音の魔術師”と呼ばれるようになった所以は、仙台箪笥を作る伝統技術を活かし、0.05ミリ単位の細かさで部品を組み立て、その精密さから奏でられる繊細な音色であるところから来ているそうです。

会場にはどんぐりの実をデザインしたものや、ピアノの形をしたものはもちろん、ちょっと珍しいケーキ型など様々なタイプのオルゴールが展示されています。

特にケーキのオルゴールは木でできているにもかかわらず、本物のケーキと見間違えそうなほどに鮮やかで、思わず食べてしまいそうな完成度。

また、ケーキのオルゴールに使用されている材料や染料は、全て木に由来する素材というから驚きですね。

郡山の展示会場では、オルゴールの他に箪笥を作る技術を生かして作った木のバッグなども展示されているそうです。

熊野洞のホームページでは、作品の通販なども行われています。自分へのご褒美やお誕生日プレゼントにもぴったりのアイテムですので、気になる方は、早速チェックしてみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部