岐阜の清流、長良川を舞台にした 「清流の国ぎふ」自慢の鵜飼いが5月に開幕しました。

今年は、国の重要無形民俗文化財に指定されるなど、 改めてその価値が認められたんですね。

岐阜市の長良川鵜飼いでは初日から 例年を上回る観光客で賑わい、関係者は喜んでいたそうです。 4月には、織田信長が重用した観覧鵜飼を盛り込んだ 岐阜市のストーリーが文化庁から「日本遺産」認定も受けました。

国の重要無形民俗文化財の指定、日本遺産認定は いずれも岐阜市の取り組みから生まれました。

さらに国連教育科学文化機関、ユネスコの無形文化遺産登録を目指す岐阜市は 「市民応援団」の発足に向けた働きかけもはじめています。

岐阜市商工観光部の幹部は 「ありがちな各種団体の長を招いた組織にしない」と強調し 「登録に向けて市民の輪を広げていってくれる人にお願いしていく」 としています。

多くの文化人にも愛された鵜飼い。

松尾芭蕉は岐阜の鵜飼いを見物し 「おもうしろうて　やがてかなしき　鵜舟かな」という句を残したほか チャールズ・チャップリンは、2度も鵜飼い見物に訪れ 素晴らしいと絶賛したといわれています。

鵜飼いは様々な場所で行われていますが 岐阜の鵜飼いは、その代表格として有名です。

1300年以上の歴史を持ち 幽玄な世界を見せてくれる鵜飼いを一度は見てみたいものです。

岐阜の長良川で行われる今シーズンの鵜飼いは 10月15日までの開催となっていますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部