北海道の激辛ラーメン店の先駆けと知られている「鵬龍（ほうりゅう）」が 9月で閉店することになりました。

「日本一名前の長いラーメン」という話題のメニューも考案し 個性あふれるさまざまなメニューでラーメン通に愛されてきたお店です。 この北海道・鵬龍のユニークなメニューをざっと紹介しますと・・・

名物の「根性ラーメン」や、その他にも「納豆ラーメン」や「牛乳ラーメン」など どんな味なのか気になるラーメンが、若い世代にも人気となっていました。

ラーメンにミニカレーライスがついてくる ボリュームたっぷりのセットなども販売されていて 北海道で生活する地元のサラリーマンや学生からも多くの支持を得ているお店です。

ちなみに1988年に考案された、日本一名前の長いラーメンの名称は 「ちょっとオホーツクの潮の香りと、白いしゃっこい流氷のロマンがひとつになって、 今、紋別から来たの」（750円）です。

このような魅力あるネーミングを80年代から考案している「鵬龍」は 北海道のみならず、全国各地に多くのファンがいる事も納得出来ますよね。

こうした「新しい発想」はネーミングだけにとどまらず 6段階の辛さがある「地獄の根性ラーメン」なども生まれました。

しかも、最も辛いといわれているメニュー「地獄5丁目」は水3杯で 30分以内に完食をすれば無料になるそうですよ。

多彩なアイデアで常にお客さんは満員。 経営は順調でしたが、今年に入ってから 敷地の地権者から立ち退きを求められたそうです。

「この場所で育てられたのだから、この場所で気持ち良く辞めよう。」と 店主の方は閉店を決断したそうです。

北海道で長年愛され続けてきた鵬龍。 9月30日までの営業期間の間、全国から多くの人が足を運ぶことになりそうです。


 執筆：街コミNAVI編集部