昆虫を原料にしたソースが・・・あなたなら使いますか？ ちょっと引いてしまいそうですが、少し興味もあったりします。

大豆の代わりにイナゴやバッタを原料にした「昆虫ソース」の開発が 醤油発祥の地、和歌山県湯浅町の職人のアドバイスのもとで進んでいます。 開発を手掛けるのは、和歌山県・紀の川市で地域活性化支援団体の主宰者。

平成25年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され 醤油も「ソイソース」として世界で知られるようになりましたが 発祥の地・和歌山の知名度はイマイチということで 話題性を狙って思いついたそうです。

昆虫は海外でも食糧危機に対応できる貴重なタンパク源として知られている 点にも目をつけています。これが吉とでるのか凶とでるのか・・・。

醤油の作り方は、おけに塩と水と麹、大豆を入れて寝かせ 温度変化の激しい環境を避け発酵させて作るもの。

昆虫ソースは、和歌山の老舗の醤油メーカーにアドバイスをもらい 大豆の代わりにイナゴやトノサマバッタなど5種類の昆虫およそ1キロを使いました。

2000匹分・・・これ聞いて、少しゾッとする人もいるかもしれませんね。

そうしてできた試作品を昨年、和の鉄人として知られる料理人の道場六三郎さんに送り 味見をしてもらったところ「珍しい」と言って絶賛してくれたという事で 10月末には熱処理を加えて完成させ、販売を始める予定だそうです。

果たしてどんな味がするのでしょうか。

和歌山から送り出される、昆虫由来のソース。 これがきっかけとなって昆虫食ブームの到来となるのか注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部