香川県と県内の農業者、香川大などで共同開発をした世界最小のキウイ「さぬきキウイっこ」が 高松市の栗林公園内のかがわ物産館「栗林庵」などで販売され 子供や女性を中心に人気を集めています。 「さぬきキウイっこ」は日本の温暖な地域に自生する、暑さや風にとても強いシマサルナシと 食味のよいキウイフルーツを配合して育成した一口サイズのかわいいキウイフルーツです。

香川県と香川大学が病気に強くよりおいしい品種を開発し 平成26年9月に品種登録されました。

香川では、今年中に栽培を10ha（ヘクタール）まで拡大する予定だそうです。

驚きなのがその糖度。 「さぬきキウイっこ」の糖度は17から20度と一般に流通する「ヘイワード」に比べて 非常に高く、酸味とのバランスも良好です。

タンパク質分解酵素の活性がきわめて低く、キウイフルーツ特有のヒリヒリ感もないので 食べやすいのが特徴です。

更にうれしいのは、貯蔵期間の長さ。 12月から翌年の3月ごろまで保存が可能ですね。 お店で店頭へ並べるのにも便利なフルーツです。

1果あたりの重さが一般的なキウイフルーツの半分程度しかない 小さくてかわいらしい一口サイズの香川生まれのキウイフルーツ。

キウイフルーツといえば、半分にカットして皮をむくのに苦労をします。 けれども「さぬきキウイっこ」は、果実の表面に毛がないので 指で半分に割って果肉を押し出すと、一口ゼリーのように簡単に食べることが出来るんですよ。

長期保存できて甘くておいしい、それに食べるのも簡単。 毎日のように食べたくなるフルーツの誕生です。


 執筆：街コミNAVI編集部