北海道の北見市にある老舗菓子店「清月」が、焼肉の町である同市をアピールするため 「焼肉のまち北見クッキー」を作りました。

北海道の都市で、焼肉店の対人口比が一番高いといわれているのが北見市です。 人口約12万5千人に対して焼肉店が約60店舗もあるんですね。 人口が同水準である江別市の13店と比べると、焼肉店の多さがよくわかります。

焼肉店が市内に多い理由は、かつて国鉄北見駅の裏側に畜場があり、新鮮なお肉が 身近にあったことが大きな要因のようです。

畜場で働く職員が、昼食時に洗いたての内臓肉を、お鍋で煮込んで食べていた料理を その後、市役所職員らが大鍋に大量の内臓肉や野菜を煮込んだ「モツ鍋」へと進化し 仲間同士で楽しむ文化となったことが、焼肉店が増えるルーツとなったといわれています。

一般的にバーベキューは夏に行うものだといわれていますが そうした常識は市内で通じません。

北海道で寒さが一番厳しいといわれている2月に屋外で、焼肉を行います。

その時期に行われる「厳寒の焼肉まつり」には 寒い中、毎年1,500人が屋外で焼肉を楽しんでいるのです。

そんな焼肉愛の強い町が作り上げた焼肉味のクッキー。 見た目は普通のクッキーですが、焼肉のタレとポン菓子を練りこんだ あまじょっぱい仕上がりになっています。

お値段は11枚入りで1,129円（いいニク）です。 現在は、市内の直営店3店とネットショップでの取り扱いですが、北海道内の空港でも 販売される予定です。

どんな味がするのか、一度食べてみたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部