2016.09.07.
中核市を目指す明石市
「中核市」という言葉をご存知ですか?「政令指定都市」という言葉なら知っているという人は 多いと思いますが、日本の大都市制度にはじつは「政令指定都市」「中核都市」「特例市」という 3段階があり、中核市は政令指定都市の次に位置づけられる都市のことです。
2016年4月現在で日本で47の市が中核市に指定されていますが、兵庫県明石市は2018年度に 現在の特例市から、中核市へと移行することを目指しているのだそうです。
情報元ソース:沖縄タイムス
中核市へ児童相談所を 明石市が目指す「子どもに手厚い街」 【子どもの貧困・先進地に学ぶ(2)】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160901-00059802-okinawat-oki
現在、国は中核市に児童相談所の設置を促していますが、実際に開所しているのは金沢市と
横須賀市だけにとどまっていて、明石市では2019年4月に児童相談所を設置する方針を打ち出しました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160901-00059802-okinawat-oki
明石市ではこれまで、市内全ての子どもの様子を把握するため、乳幼児全員の面接を2014年度から 開始していて、乳幼児検診を受けない約2%の子どもは、保健師が日中や夜間の家庭訪問で健康状態を 確認するなど、児童福祉に力を入れて取り組んできていました。
さらに離婚時の子ども支援や、ひとり親家庭の相談も強化してきていて、全国的にも注目されて きました。明石市では16年度からの5カ年計画で人口30万人、年間出生数3千人、本の年間貸し出し 数300万冊の「トリプルスリー」達成を目標に掲げていて、その達成のためにも、中核市になることは 必須要件と考えているようです。
明石市が中核市となれば、その他の中核市の児童福祉への意識改革の旗手になることは間違いないと 言われていますし、明石市としてもより一層の努力が進められるでしょうから、中核市になるまで そして、なってからの明石市に注目していきたいところです。
執筆:街コミNAVI編集部