みなさんは観光地で、観光ガイドさんと一緒に遺跡や施設を回ったことはあるでしょうか？

観光ガイドの人というと、その地域で長年過ごしてきた、シニア世代の方が多いようなイメージが 強い気がしますが、長崎市では、大学生のボランティア観光ガイドがデビューして話題となって います。 ボランティア観光ガイドを務めるのは、長崎純心大学人文学部3年の2人。

大学の教授にすすめられて観光ガイドに挑戦することを決めた2人は、約1年前から週2回ほど 自主的に資料を読み込んで勉強し、ベテランのガイドさんと一緒に町を歩いてガイドの仕方を 学んだそう。

初仕事は8月30日に長崎市内で開かれた「世界遺産候補見学会」で、約1時間半のガイドを 成功させたのだとか。長崎純心大では市と連携して、授業の一環で学生約60人が町歩き観光 「長崎さるく」のガイド研修を受けるなど、ガイドを通じての地域交流を図っています。

長崎さるくのガイドさんの平均年齢は約66歳で、学生の協力が加わるのにも期待が大きいのだそう。

ちなみに今回ガイドデビューした2人は学生5人程度で作った「同好会」のメンバーとして 観光ガイドの勉強中なんだそうですよ。長崎純心大の学生がガイドをする世界遺産候補見学会は 9月11、18日も開かれるそうです。

少しずつ学生ガイドが育っていって、当たり前のようにガイドボランティアをする人が増えて くればいいですよね。全国でこうした取り組みが増えていってほしいです。


 執筆：街コミNAVI編集部