全国各地で地方の盛り上げ、対外的なPRがすすめられている現在。農作物や観光資源などのを活かした地域活性化の取り組みが色々とおこなわれていますが、地域独自のものでありながら、あまり対外的に押し出されないものもあります。

その代表が方言ではないでしょうか？商品名に方言を使ったりといったことはあるにはありますが、公の場などでは方言は使わないのがマナーとなっていることもあったり、「自分の地方の方言があまり可愛くない」という理由もあったりして、同じ地域の人としゃべるとき以外はあまり方言を積極的に使っていこうという人はいないように思います。

そんな中、山口県宇部市の山口宇部空港内では、アナウンスに山口弁を取り入れる取り組みが行われ、注目を集めています。 日本航空山口宇部空港所が昨年11月から始めたこの取り組み。

日本航空（JAL）機の出発前に流れる搭乗時間案内で、「本日も山口宇部空港へようおいでました」というアナウンスが流れ、始発便の時には「朝はようから」も付け加わるといいます。

利用者アンケートでは非常に好評を得ていて、親しみやすくてよかったなどの声も上がっているということです。今後もアナウンスを改良していくつもりだそうです。方言がきつすぎると言っていることが伝わらなかったりすることもあると思いますが、うまくバランスよく方言を織り交ぜていけばその土地への親近感や愛着も沸くというもの。

全国的に方言を活用した取り組みがもっと進んでもいいのではないかと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部