手話を使って話すことはできますか？昔、小さなころに学校で習ったことがある気がする人もいるでしょうし、歌の振り付けとして手話が使われていたことを覚えている人もいるのではないかと思います。

しかし、今現在手話を使えるかといわれると、ほとんど使えないという人が多いのではないでしょうか？

ですがバリアフリーなど、社会的に障害者の方の住みやすい地域を作る動きが進む中で、地域に住む私たちが住みやすい地域づくりに寄与する必要性も出てきています。

そんな中、埼玉県では昨年の4月1日に、手話の普及と手話を使用しやすい地域づくりを目指して「埼玉県手話言語条例」が施行さ、これを記念して、富士見市で2月2日、「彩の国手話フェスタ」が開催されました。 埼玉県と、県内で手話言語条例を施行している富士見市、三芳町、朝霞市の共催イベントで、手話についての理解を深めるイベントとして、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホールで開催。

基調講演として、全国の市町村で初めて手話言語条例を制定した石狩市の田岡市長が講演し、共催各自治体の代表も交えた対談も行われました。

そして、アトラクションとして県立坂戸ろう学園寄宿舎太鼓サークル「こばと会」による太鼓演奏、手話ダンスグループ「Inspire（インスパイア）」による手話ダンスのパフォーマンスなどが行われました。

イベントには約500人の人が集結して、これからの手話に関する取り組みへの機運を高めあいました。埼玉県では、昨年12月にさらに3市で手話言語条例が制定されたということで、これから日本の手話界をけん引する存在となれるのか、注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部