近年の地域おこしのブームの中、新たに注目されてきているのが「町のリノベーション」です。

リノベーションとは、簡単に言うと家などのリフォームをさらにおし進めてガラリと中身を変えてしまうことを言いますが、そのリノベーションを活かして町づくりを行っていこうという動きが活発化しているのです。

そんなリノベーションを活かしたまちづくりに取り組み始めた自治体の1つに、埼玉県川越市があります。 川越市の人口ビジョンでは、現在のまま行くと2030年頃から人口増加が減速し、2045年頃から人口減少が始まるとみられていて、それを防ぐために魅力ある町づくりに現在力を入れています。

2016年には「まちづくりプロジェクト」を立ち上げ、2016年11月にはリノベーションをテーマにした「まちづくりキャンプ」を実施しました。

そして、そんな一年間の川越市の取り組みを総括するイベント「かわごえエリアリノベーションシンポジウム」が2月12日にウェスタ川越で開催。2部制のこのシンポジウムでは、第1部でリノベーションまちづくりの先駆者「レイデックス」の明石卓己社長の公演が行われ、第2部では「町づくりキャンプ」の成果発表を中心にトークセッションを実施。

まちづくりキャンプをうけて、実際に町の空き家をリノベーションして事業を始めようとする動きなども生まれてきているとのことで、これからの川越に関して、明るい未来も見えてきたのではないかと思います。

もちろん課題もまだまだありますが、まだ少ないリノベーションまちづくりの、ひとつのモデルケースとなれるよう、頑張って欲しいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部