日本全国には様々な地域でこれまた様々な祭り行事があると思いますが、中には独特な変わった祭り行事というのもあるのではないかと思います。

長野にある刈谷沢神明宮では春を呼ぶ神事として昔から長野でも知られている「お田植え祭り」が行われ多く人々で賑わったそうなのですが、この長野で行われた「お田植え祭り」は一風変わった行事として有名なのだとか。 この長野の「お田植え祭り」の面白いところ行事の内容が、張り子の牛に参拝客が次々と雪を投げつけるというものというところではないかと思います。

張り子の牛を白装束の太郎役と次郎役が場内を連れて歩き回り、嫌がる太郎役と次郎役に次々と雪を投げて場内は笑い声が響いているという内容は他にはない変わった行事なのではないでしょうか？

しかし、この行事は雪を投げつけるという動作によって水不足にならないようにという願いが込められているそうで、実はこの「お田植え祭り」は大昔の人々が当時その農作業の豊作を願う重要な行事であったのではないかと思います。

現代では一風変わった行事のように見えるものでも、その当時の人々にとっては真剣な願いそのものであったのかもしれませんね。

この長野の「お田植え祭り」は現在でも当時の農作業にちなんだ神事を良く残しているとして無形民俗文化財に指定されたそうで現在では重要な行事として今後もこの変わった行事を後世に残していくのではないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部