今年であの東日本大震災の日から6年となります。 あの日、ニュース映像で徐々に明らかとなっていく惨事の様子が、ひとびとの恐怖を呼び起こしました。 政治的にも経済的にも、その後の日本の在り方を大きく変えてしまった一日でもありました。

さて、震災の日からちょうど6年経った昨日11日、各地で震災犠牲者の方々への追悼イベントが行われ、黙とうが捧げられました。

そんな中、宇都宮市江野町のオリオンスクエアにおいても震災をおぼえて、夕刻にキャンドルイベントが行われました。 この活動は「オモイツタエル３・１１ともしびプロジェクト in うつのみや」というタイトルのもと、宇都宮において「震災を忘れない、風化させない」というコンセプトで始まりました。

キャンドルホルダーへと、福祉施設や学校などを回ってメッセージを書き込んでもらい、そこに鎮魂と祈念のともしびを灯すというイベントです。 さらにツイッターなどのSNSを利用して集められたメッセージもあり、キャンドルホルダーは合計で約2,000個となりました。

企画したのは高橋さん（22歳、大学4年）をはじめとする宇都宮大生。高橋さんは「多くの人があつまり、笑顔が多かった。3月11日を温かい一日にしたい」とコメント。高橋さんも高校生のとき、岩手県山田市で被災。

宇都宮の地で当時の体験を振り返っていたようです。

宇都宮の「3月11日」はキャンドルの明かりに照らされて、温かい日となったようです。みなさんはどんな一日になったのでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部