「歌曲」という言葉を知っていますか？「普通に、歌のことじゃないの？」と思う人もいるかもしれませんが、歌曲というと、クラシック声楽における独唱声楽曲のひとつで、つまりクラシック音楽に分類されるもの。

ポピュラーミュージックである歌謡曲とは区別されます。そんな中、神奈川県座間市では歌曲のコンクールが新しく誕生しました。 「座間歌曲祭2017　第1回日本歌曲コンクール」は、公益財団法人座間市スポーツ・文化振興財団と一般財団法人ドイツ歌曲普及協会が主催するもので、日本歌曲や声楽の認知度向上、普及を目指し、プロ・アマ問わず声楽を勉強する人に披露・活躍の機会を与えるべく今年初めて開催されたコンクール。

日本の音楽文化の普及や座間の地域発展にも寄与することが期待されています。ハーモニーホール座間で開催されるという本格的なコンクールでありながら、満16歳以上であればだれでも応募できるというこの大会。全国から19歳から80歳まで幅広い年齢の157人の応募があり、4月17、18日に1次予選、20日に2次予選、23日に本戦が行われました。

本戦には座間市のマスコットキャラクター・ざまリンも駆けつけ、座間市の花ひまわりのPRなどを行い、座間市長の挨拶もありました。

本戦では声楽家で、講師なども務め、座間市演奏家連盟にも所属するソプラノ歌手・小林実佐子さんが優勝。地元でも活動する声楽家の人が優勝して、これから声楽を活かしたまちづくりにも期待がかかります。

全国的に有名なコンクールになればいいなと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部