ゴールデンウィーク中は、全国各地でイベントやお祭りが開催されていますよね。この時期は観光に出かける人も多いと思いますが、みなさんは観光地といえばどんな地域が真っ先に思い浮かびますか？

やはり京都を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか？ 日本人からも海外観光客からも大人気の京都ですが、そんな京都では「鴨川をどり」という、実に京都らしいイベントが現在、開催されています。

鴨川をどりは毎年5月1日〜24日にかけて、先斗町歌舞練場で上演される舞踊公演のことをいいます。

京都には京都花街組合連合会に加盟する5つの芸妓地区「五花街」があり、先斗町はその一つで、全国的には最も知名度の高い花街です。各花街では、それぞれ「～をどり」という舞踊上演が例年開催されますが、鴨川をどりはその中でも最も上演期間が長いことでも知られます。

1872年に博覧会の余興として上演されて以降、中断をはさんで現在まで続き、なんと今年で180年目を迎えたのだとか。海外でも評価が高く、海外から見にくるお客さんも多いのだとか。

時代とともに新しい取り組みも取り入れ、過去には洋楽を使ったリといったこともあったのだそうです。

4月30日には前夜祭も開催され、奥の人でにぎわいました。先斗町は少し大人な町で、なんだか敷居が高そうな気もしますが、京都に旅行に行く人は、是非見に行ってみてくださいね。京都の歴史や文化の一端が垣間見えると思いますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部