5月も終わりを迎え、徐々に暑い日も出てくるようになり本格的に夏を意識するような時期になってきましたね。夏といえばやっぱりお祭りです。

全国各地で様々な野外イベントやお祭りが盛大に催されるようになる時期ですが、宮崎県都城市では市の夏の風物詩でもあるお祭り「おかげ祭り」に向けた準備が開始されています。 おかげ祭りは、旧薩摩藩に伝わる夏祭りである「六月灯」に合わせて開催されるお祭りで、毎年7月8日に宵祭り、9日に本祭りが行われます。「六月灯」は旧暦6月（現在の7月）に神社や寺院で和紙に絵や文字を書いた灯籠が飾られ、歌や踊りが奉納されるイベントで、同時に縁日やお祭りが催されます。

都城のおかげ祭りではメインイベントとして、夕方からお囃子を先頭に神輿が街を練り歩く宮入巡業などが行われ、祭り当日には2万人もの人が都城内外から集まるそうですよ。

都城市では、今年で25周年を迎えるそんなおかげ祭りに向けて「半纏合わせ」が始まりました。半纏合わせとは祭りに向けた実行委員会が立ち上がる儀式で、おかげ祭りでは毎年祭りの2ヶ月前に行われます。

たすきわたしなどの儀式を行ない、各部門代表者たちが打ち合わせを行いました。6月以降は都城市内で神輿担ぎや跳人（はねと）の練習などが週2回程度行われていく予定ということです。お祭りといっても当日はじけるだけでなく事前の練習が必要ですし、様々な準備が必要なんですね。

今年の夏に入ったことのないお祭りに行きたいと思っている人は、都城市に足を運んでみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部