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2017.06.17.

山形で新たなお米『雪若丸』が誕生


日本の米どころというとどんな地域を思い浮かべますか?日本には複数有名な米どころがありますが、やはり山形県を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

山形といえば「つや姫」「はえぬき」といったお米の品種が有名ですが、現在山形ではそれらに続く新しい品種のお米が開発され、来年にも本格栽培が始まるというのをご存知ですか?
情報元ソース:産経ニュース 山形発 コメ農家の収入アップへ新品種「雪若丸」に自信
http://www.sankei.com/region/news/170528/rgn1705280034-n1.html
そのお米の品種が「雪若丸」です。

つや姫の弟分として「山形112号」の名前で開発が進められてきましたが、今年2月に雪若丸という名前がついたばかりの品種です。しっかりとした粒感と粘り気を持った食感は「新食感」と表現されていて、どんなおかずにも合うのだそう。そんな雪若丸は2003年から開発が進められてきて、ようやく今年テスト販売用の栽培が開始され、注目を集めています。

今年は山形県内で35ヘクタール、200トンを生産し、来年は本格的な生産を開始して1700ヘクタール、1万トンの生産を目指しているのだとか。

近年米農家は高齢化や人手不足などが取りざたされていますが、そうした中でも生き残っていくため、東北地方を中心に地域ブランドの開発競争が進んでいます。こうしたブランド米競争に山形も再び食い込んだ形で、山形のコメ農業全体を活性化させる起爆剤として雪若丸には大きな期待がかかっています。

熾烈な競争がたたって米農家がどんどん減っていくという現状も避けてほしいところですが、消費者としては選択肢が増え、おいしいお米が増えるのはありがたいことですよね。雪若丸がどのように世の中に受け入れられるのかはまだ未知数なところもありますが、これからの雪若丸の活躍に期待がかかります。


 執筆:街コミNAVI編集部