「夏至」といえば日本の暦の中でも一年の中で一番昼間の時間が長い日であるということは多くの人が知っているのではないでしょうか？そんな「夏至」には日本の各地で様々な行事が行われていますが、伊勢でも「夏至」に関する行事が行われ、注目を集めたそうです。 伊勢にある「夫婦岩」で有名な二見輿玉神社では毎年夏至になると行われる「夏至祭」が行われ無病息災を願い、多くの人が海で禊を行ったそうです。

この伊勢で行われた「夏至祭」では伊勢の市民の方が約200人集まり参加し、その参加者は午前三時に神社の境内で「鳥船」という行事独特の体操をして海へ入り禊をするのだそうですが、いくら「夏至」といってもまだまだ海の水は冷たい時期ではないかと思います。ましてや日の出前の午前三時では更に過酷な行事かもしれませんね。

しかし、この伊勢では古くからこの行事のために参加する人は多く、歴史ある行事として知られているそうです。

確かにこの海での禊をしながら「夫婦岩」から見える日の出を拝む事ができればその神秘的な光景によって様々なご利益がありそうですね。

しかし、残念ながら今回の「夏至祭」では天候が雨ということで「夫婦岩」からの日の出は見る事ができず、波も高いため本来の「夏至祭」の様相ではなかったようですが、それでもこの毎年の恒例行事が行われることによって一年の無病息災が願われることには変わりなく、無事今年も「夏至」を迎える事ができたのではないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部