夏といえば、様々なイベントごとが思い浮かびますが、やはりお祭りが思い浮かぶ人も多いですよね。

お祭りと一口に言っても、山車などが出る勇壮なお祭りから、様々な祈祷を中心としたお祭りなど、様々なものがあります。全国各地で様々なお祭りが古くから開催され、それが現在でも地域を代表するイベントとして続いている例も多いですが、兵庫県西宮市でも、毎年恒例の夏まつりが開催されました。 年始の福男などでも有名な、西宮を代表する神社、西宮神社で毎年7月20日に行われるのが「えびす万灯篭」

これは、境内の330基の石灯篭と約5,000個ものろうそくに明かりをともして光の列を作り出す幻想的なイベントで、ほかにも「青森ねぶた」に登場するねぶたの作り方に倣い竹で骨組みし、和紙を張って色付けした「えべっさんのねぶた」や「鯛ねぶた」に光が灯り展示されたり、近隣の子ども達によって描かれた絵を木の枠に貼り付けた「えびす行燈（あんどん）」も展示されます。

これほどにぎやかに万灯篭が行われるようになったのは近年のことだそうですが、西宮神社の夏まつり自体は江戸時代から続くお祭りで、多くの人が集まります。

また、このイベントに合わせて阪神西宮駅周辺では、ろうそくのあかりで「福」の字を作り出す「みんなでともそう 『福あかり』」や阪神西宮駅から西宮神社までの道中にLED行灯を並べる「みんなでともそう『まちあかり』」などのイベントも例年開催されています。

まさに西宮の町を挙げての夏まつりであるこの万灯篭。たまには落ち着いたお祭りを楽しむのもいいかなという人は、来年以降訪れてみてはどうでしょうか？

西宮神社では9月にも西宮祭りが行われますし、その他にも頻繁にイベントが開催されるので、興味のある人は是非、関西に訪れた際は立ち寄ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部