鳥取県と聞くと何を思い浮かべますか？やはり、砂丘を真っ先に思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。

鳥取のシンボルとして多くの人に認知されている砂丘ですが、実際に訪れたことがないという人や、実はあまり詳しいことは知らないという人も多いかもしれませんが、実は鳥取砂丘の景観を守るのも大変な努力が必要だという事をご存知ですか？ 鳥取砂丘は、日本海沿岸に広がる代表的な海岸砂丘で、山陰海岸国立公園の特別保護区にも指定されている地域。

文字通りあたり一面砂となっていて、その砂に対して風が吹いたり雨が降ったりすることで、砂に独特の模様が生まれ、その景色がまた多くの人や写真家たちを魅了しています。そうした模様が砂丘の重要な観光資源の1つともいえるのですが、こうした綺麗な模様を生むためには、砂丘そのものもできるだけ砂だけの状態を保たなければいけません。

そこで必要になるのが砂丘の清掃作業なわけですが、そこで除去すべきは、人工的なゴミだけじゃないんですね。

…そう、雑草などを除草する必要があるのです。というわけで、鳥取県や鳥取市などが鳥取砂丘の美しい姿を後世に引き継いでいくために組織する鳥取砂丘再生会議では、定期的に鳥取砂丘ボランティア除草を実施。7月15日にも除草作業が行われ、市民ボランティア、約200人が参加しました。

そんなけなげな努力があることを知ると、ごみのポイ捨てなんてできなくなってしまいますよね（そうでなくてもポイ捨てはだめですが）。皆さんも、鳥取砂丘を訪れることがあれば、こうした人たちの努力でこの景色が守られているんだということを意識してみて見ると、また違った景色に見えるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部