世間は節分の時期を迎えていて、日本の各地の神社や家庭などでは 豆まきが行われると思います。

しかし、節分の行事はなにも豆まきだけではないことをご存知でしょうか？

京都にある岩清水八幡宮では、釜で沸かした神水を神楽女と呼ばれる女性が 笹の葉で振りまく節分行事「湯立神事」が営まれ 雪が舞う京都の厳寒の中、参拝者が湯しぶきを浴びて無病息災を祈願したそうです。 この京都・岩清水八幡宮で行われた「湯立神事」について詳しくご説明しますと・・・

当日、早朝に男山の中腹にある霊泉から神水を汲み上げ 本殿前に設けられた三つの釜で沸かされます。

時間になると、そこに神楽女が塩、米、神酒を釜に入れ湯を清め 両手に持った笹を沸き立った釜の湯に浸けて 勢いよく振って参拝者に飛ばすというものだそうです。

この京都の岩清水八幡宮の節分行事のように 豆まきではない節分の行事というのは馴染みのない方が多いのではないでしょうか？

しかし、日本古来の伝統行事としてこのような厳かな雰囲気の中で執り行われる行事を 体験する事こそが、本来の節分の姿を感じる事ができるのではないかと思います。

節分に関するニュースを見ると、豆まきなどだけがピックアップされますが この他にも、節分の際にこうした湯立神事を行なう神社があるんですね。

確かに、湯立神事は節分以外でも見る事はありますが 豆まき以外でもこのような神事を行なっている神社もあるという事を ひとつ発見出来るニュースでした。


 執筆：街コミNAVI編集部