様々なトレンドが世の中に生まれる中で、現在広く社会的に推進されているのが、働き方改革ですよね。そして、過度な労働が問題視されている中で、最近よく聞くようになった言葉に、「ワーク・ライフ・バランス」というものがあります。

仕事もプライベートも充実させようとつかわれるようになったこの言葉ですが、こうした働き方改革を推進する動きは全国の自治体にも広がってきています。

そんな中、奈良県生駒市では生駒市と生駒市職員労働組合が協力して、「ワーク・ライフ・コミュニティ・バランス」を推進することになり、8月22日に推進宣言が発表されました。 この宣言のポイントは、労使連携のもとで具体的な取り組みの推進が行われるということと、地域活動への参加推進が行われるという点。

具体的には、時間外労働の削減やノー残業デーの徹底、共同勉強会や子育て、介護支援の実施など。「個人のアニバーサリー（記念日）休暇」の取得促進など、少し変わった内容も盛り込まれました。

生駒市では昨年12月にも男性職員の子育て参加を推奨する「イクボス宣言」という働き方改革の一環となる宣言が出されていて、これら2つの宣言をどちらも出している自治体は、奈良県では生駒市だけだということです。

民間に働き方改革を推奨するのであれば、やはりまずは公的機関から改革を推進すべきだと思いますし、生駒市のように、いち早くこうした取組をする自治体がどんどん増えていくと、社会全体が変わっていくと思うので、期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部