普段、美術館などにはよく行きますか？

日本には非常に多くの美術館がありますから、美術館が好きという人も多いと思います。美術館では様々な企画展が開催されますが、やはりせっかくですからその美術館らしさ、その地域ならではの特色や視点などが出た企画展に行ってみたいものですよね。

ちなみに、和歌山市では江戸中期以降の日本画の画風・流派の1つ、「南画」を通して和歌山の自然に親しみを持ってもらおうという企画展が開催されています。 南画とは、中国の南宋画の影響を強く受けた日本の画派・画様で、主に自然を題材とするもの。

和歌山市吹上の県立近代美術館で開催されている「NANGA 俗を去り自ら娯（たの）しむ」では、県立近代美術館のコレクションをはじめ、和歌山県立博物館や滋賀県立近代美術館の所蔵品等も含めた約40点の作品と資料によって、江戸期や明治期の南画の表現とともに、そこからモダンに変化を遂げた大正から昭和戦前期の作品を広く紹介しています。

南画の中には和歌山の自然をテーマに描かれたものも多くあるということで、そうした作品も複数展示することで、南画を通して和歌山の自然にも改めて親しむことができる企画展となっています。

開催期間は12月17日まで。地元の美術館にはあまり行ったことがないという人もいると思いますが、和歌山の人は是非この機会に一度、県立近代美術館を訪れてみてはどうでしょうか？

美術館をこれから楽しむ気にもなるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部