


2017.10.28.
北海道にて自動走行の農業用のトラクターの実証実験
様々な分野で科学技術の進歩が注目されている中、特に注目されている技術の1つが自動運転の技術ですよね。
完全自動運転についてはまだまだ課題も多いものの、実証実験が行われるなど少しずつ実用化に向けて進んでいますが、自動運転が活躍するのは、乗用車のような自動車に限った話ではありません。
北海道では、農業用のトラクターを自動で走行される実証実験が実施され、注目を集めました。
情報元ソース:北海道新聞
誤差数センチでトラクター自動走行 北海道で実証実験 人手不足の農業に活路
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171024-00010000-doshin-hok
これは、2010年に初の国産GPS衛星として打ち上げが行われ、2017年から国が運用するGPS衛星「みちびき」を利用した実証実験で、内閣府の委託を受けた「準天頂衛星システムサービス(QSS)」とヤンマー・クボタ・井関農機といったメーカー、北海道大学大学院の研究室などが参加して実施されました。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171024-00010000-doshin-hok
みちびきは2018年度から位置情報の配信を行うことが決まっていて、その活用法のひとつとしてこうした耕作機器の自動運転が想定されています。
これまで日本で利用されてきたアメリカ製のGPSのみの利用では数十メートルの誤差が起こり、衛星を使っての精確な自動運転は実現できていませんでしたが、みちびきを活用することで精度は一気に向上。
今回の実験でも数センチの誤差のみで決められたルートを走行できたということです。農業従事人口が減少する中、新たな農業の救世主としての期待がかかります。
農業大国、北海道ではかなり大きなインパクトがあるのではないかと思いますから、北海道の人は特に注目してみてくださいね。
執筆:街コミNAVI編集部