皆さん映画はお好きですか？音楽などと並んで娯楽の代表格といえる映画、好きな人も多いですよね。

昨年は大ヒット映画が複数出て話題にもなりましたが、全体的には映画館の来場者数などは減少傾向で、映画館の数も減少傾向にあります。

特に、昔はあった「町の映画館」といった趣の映画館やミニシアターは今ではほとんど見かけることができなくなりましたが、そんな中、高知市に先日新たなミニシアター「ウィークエンド キネマM」がオープンし話題となっています。 10月7日に高知市の中心街にオープンしたこの映画館は、クラシカルで非常にしゃれた外観からして非常に雰囲気のある映画館。

もちろんスクリーンは1つ。席数は57席で、1日に1本、週末は1日に3本の映画を上映するという、往年のミニシアターを彷彿とさせるシステム。

こうしたシステムや外観、内装、上映されている作品から作った人の映画愛を感じることができる映画館となっていますが、それもそのはず、この映画館をオープンしたのは映画監督の安藤桃子さん。奥田瑛二さんの娘で、女優の安藤サクラさんの姉で、サクラさん主演の「0.5ミリ」などの作品で知られています。

安藤さんは0.5ミリの撮影で高知に訪れたことをきっかけに高知に移住し、今年で4年目を迎えました。

そうした折、知人から空きビルができるので何かやらないかと提案され、映画館をオープンすることに決めたのだそうです。なんと映画館を始めると決めてからオープンまで3ヶ月かからないスピードオープンだったんだとか。

高知市の中心街に映画館ができるのは実に11年ぶり。これから高知の映画文化を引っ張る存在となるかもしれません。高知に住んでいる人は、是非一度訪れてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部