10月9日、開通90周年を迎えた東急池上線沿線で、イベント「フリー乗車デー」が行われました。

池上線といえば、五反田から蒲田を結ぶ路線で、この日は東急池上線を利用する全乗車客に対し、全駅で乗り降り自由な「1日フリー乗車券」を配布。東急によると、1日で発行した無料乗車券の枚数は約21万枚。この路線の1日の平均利用客数約12万人に比べ、プラス約9万人が利用した計算になります。 当日は沿線地域で「生活名所」として選定されたスポットを中心に各種イベントが開催されました。

東急沿線といえば、下町風情あふれる街並みが今も残っていますが、その中でも人気なのが蒲田。

蒲田駅前、サンロード蒲田とサンライズ蒲田と言う2つのアーケートから構成される蒲田西口商店街。並行して西に伸びている2筋のアーケードを組み合わせると200店舗を超える規模で、飲食店から映画館までバラエティに富んでいて、チェーン店も個人経営の店も多く活気づいている街のようです。

サンロード通りのアーケードは昭和40年に、サンライズアーケードは昭和52年に完成したもので、地元の人たちが日常的に利用する商店街独特の風情が漂っています。春には先述の映画「蒲田行進曲」にちなんだ「蒲田行進曲フェスタ」など催しも盛んとのこと。

なかなか「蒲田」には足を運ぶ機会はないですが、こういった「フリー乗車券」などがあれば、行ってみようかなという気になりますね。


 執筆：街コミNAVI編集部