現在は多くの人がスマートフォンを持っている時代。

スマートフォンが普及したことによって、これまではできなかったようなことがアプリでできるようになり、そんなスマートフォンアプリを活かした遊びやイベントが開催されるようになってきています。

そんな中、山形市では11月26日、そんなスマートホンを活用したイベント「顔マラソン」が開催され、注目を集めました。 顔マラソンとは、スマホのGPS機能を利用したマラソンイベントで、設定されたコースを走りきってその軌跡を表示すると、その走った軌跡が人の顔などの絵に見えるというもの。

スマートフォンを確認しながら走ると、徐々に地図上に絵が描かれているのも確認でき、楽しみながら走ることができるというものです。

基本的に距離は約42.195キロになるように設定することになっていますが、タイムを競ったりするものではないので無理のないペースで、みんなと楽しみながらマラソンを行うことができます。

2011年に東京の男性が始めたもので、その男性は全国で絵が描けるマラソンコースも考案して公開中。現在では全国各地で顔マラソンイベントが開催されています。

今回の山形でのイベントは、JR山形駅前の飲食店経営者の組合「はながさ通り飲食店組合」の事務長がテレビでその存在を知って企画したものだそうで、メンバーを集めて仲間内で開催しました。

マラソンコースは山形らしくサクランボを2つ描くコースに設定。当日は天候不順のため、結局サクランボの片方、約22kmしか走ることができなかったそうですが、山形の街並みを改めて眺めながら走ることで、様々な発見もあったということで、意義あるイベントとなったようです。

新しい地域活性化のイベントとして、顔マラソンが活用される日は遠くないかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部