現在、全国各地の自治体で進められている地域活性化のための取り組みですが、観光客誘致に効果的なものの代表格として、各自治体で開催されるお祭りなどのイベントがありますよね。

その土地の文化や歴史、食をテーマにしたイベントはそこでしか味わえない魅力があり、それ目当てでやってくる観光客の人も多いですが、以前から開催されているお祭りなども、やはり、時代や状況に合わせてリニューアルが必要になってきます。

そんな中、山梨県笛吹市では春の恒例行事として開催されてきた「川中島合戦戦国絵巻」が来年から秋の開催になることが発表されて話題となっています。 川中島合戦戦国絵巻は、笛吹市の笛吹川河川で行われている、1979年から続く恒例のお祭り。

笛吹市桃源郷春まつりの中のメインイベントの1つとして開催されるもので、武田信玄と上杉謙信の戦いとして有名な川中島の戦いにちなんだイベント。

舞台となった川中島は長野県の地名ですが、笛吹市にも川中島という地名があり、武田信玄が山梨の武将だったことなどから笛吹でも開催されるようになりました。イベントは一般参加型となっていて、参加者が鎧を着用して、武田軍、上杉軍に分かれてシナリオに合わせて川中島の合戦を再現するというユニークなもの。

しかし、モモやブドウなどの果物で有名な笛吹市は、春と初秋に観光客が集中し、とくにブドウの収穫が落ち着いた11月以降は客足が鈍ることから、来年以降川中島合戦戦国絵巻を秋の開催に移すことにしたのだそうです。

季節は変わってもイベントの魅力は失われないでしょうし、更なるイベントの進化を目指すということなので、皆さんも一度参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部